ヴェルヴァーレ本陣クリニックのホームページをご覧いただきありがとうございます。院長の荻野仁志です。
「ヴェルヴァーレ」はノルウェー語の「velvære」からきています。「何でいきなりノルウェー語?」と思われた方は当院Instagramをご覧ください。どこかにヒントがあります。「留学してました!」とかならかっこいいのですが残念ながら違います。留学は中一の時にアメリカに3週間ホームステイしただけです。流暢な英語でコーラを頼んだらオレンジジュースが出てきたのはいい思い出です。
それはさておき「velvære」は英語の「wellness」「well-being」にあたり、日本語での定義は「身体的・精神的・社会的な健康、およびそれを目的とした選択や活動」です。平たく言えばいわゆる「健康」になりますが日本語の「健康」とは少し違います。日本語でいうところの「健康」は、英語でいうところの「health」つまり「身体的に病気や怪我がない状態」です。
それに対して「wellness」「well-being」は「(持病はあるかもしれないけど)元気で健康」というニュアンスです。「ヴェルヴァーレ本陣クリニック」には、医療を通じて皆様の「元気で健康」と寄り添うという思いが込められています。
私は名古屋で生まれ育ち東海中学を卒業後、愛媛県松山市の愛光高校で3年間寮生活を送りました。その後1年間の駿台予備学校名古屋校を経て(要は浪人です)、国立広島大学医学部へ入学しました。そこを極めて優秀な成績で卒業し(もちろんジョークです)、愛知県内の津島市民病院で初期研修医、一宮西病院で消化器内科専攻の後期研修医として勤務しました。その後縁あって兵庫県加古川市民病院で消化器内科医として勤務しました。そこで内視鏡医なら誰もが名前を知っている内視鏡治療のスペシャリストと出会うことになったのです。
映画やドラマなら弟子入りして成長して活躍するところですが、現実の私はそこでスペシャリストになることを諦めました。特定分野のスペシャリストになるためには、がんセンターなどでひたすらその手技などを修行する必要があります。確かにスペシャリストは、がんセンターや大学病院などには必要ですが、かかりつけ医はジェネラリストでなくてはなりません。
もともと町医者希望であった私は次第に「臓器」を診るスペシャリストではなく「人」を診るジェネラリストを目指すようになりました。
それから兵庫県姫路市にある酒井病院で、創設者酒井實先生に公私ともに大変お世話になりながら約10年間プライマリケア医、総合内科医もちろん内視鏡医としてもハードに勤務してまいりました。どんな症状でもまずは気楽にご相談ください。必要に応じて総合病院と連携しながら検査治療の提案をさせていただきます。
人生100年時代になった今、健康寿命の延長が求められています。介護を受けながらどうにか生活している寿命ではありません。「元気で健康」な寿命です。そのためにはメディカルフィットネスのような予防医療がとても重要です。従来からの早期発見早期治療はもちろん、更に一歩進んだ医療を目指してこのクリニックを開設しました。「食事運動がんばってね」の言葉だけではなく、具体的に「何のために何をどのようにがんばるのか」まで責任持って提案させていただきます。
今まで培ってきた知識・技術・経験を活かして、皆様の「元気で健康」=「ヴェルヴァーレ」に寄り添うことができれば幸いです。どうかよろしくお願いします。