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排尿トラブル外来

排尿トラブル外来|「ヴェルヴァーレ本陣クリニック」名古屋市中村区本陣通にある内科

排尿トラブル外来

Medical

排尿に関するトラブル(排尿障害)は、誰もが経験したことのある、ありふれた事柄です。高齢化が進む現代では、お悩みの方がとても多い身近な問題です。

  1. 頻尿

    排尿回数が平均に比べて多くなるのが頻尿です。一般的には昼8回、夜2回の合計10回を超えたあたりが頻尿の目安とされています。原因としては、前立腺が尿道を圧迫する前立腺肥大、膀胱が過度に収縮する過活動膀胱、心因性によるもの等があげられます。

  2. 夜間頻尿

    頻尿の症状が夜間に生じ、眠りについたあとに何度も尿意のために起きてしまうのが夜間頻尿です。夜間2回以上、排尿のために起きているのであれば、夜間頻尿と考えられます。原因には前立腺肥大、過活動膀胱などがあります。

  3. 残尿感

    トイレで排尿した後も、尿が残っているような不快感が残る状態です。実際に膀胱内に尿が残っているかどうかは関係なく、尿の出きっていない不快感があれば残尿感の症状があると言えます。前立腺肥大のほか膀胱炎、神経因性膀胱などがあります。

  4. 尿閉

    膀胱に溜まっている尿をスムーズに排泄できない状態です。尿閉は男性に多く、前立腺肥大が原因のほとんどです。肥大した前立腺によって膀胱の出口が狭くなったり、ふさがれてしまうことが主な原因です。

  5. 尿失禁

    自分の意思とは関係なく尿が排出されてしまう状態です。膀胱や尿道括約筋の機能が低下している場合に発生しやすく、咳やくしゃみ、力を入れた時に尿が漏れてしまう腹圧性尿失禁、突然強い尿意に襲われ我慢ができない切迫性尿失禁など、いくつかの種類に分けられます。

過活動膀胱

過活動膀胱は、尿が十分たまっていなくても、膀胱が勝手に収縮してしまう病気です。その結果、「トイレが近い」(頻尿)、「急に我慢できないような尿意が起こる」(尿意切迫感)といった症状が表れます。過活動膀胱の患者は日本で800万人といわれ、80歳以上では4割以上が罹患しているとされます。過活動膀胱を発症する原因は、脳と膀胱を結ぶ神経のトラブルが考えられます。過活動膀胱に対し、一般的に処方されている薬は抗コリン薬という種類の薬で、膀胱の過剰な収縮を抑える薬です。また、最近ではβ3受容体作動薬という新しい種類の薬も出てきました。こちらは膀胱の筋肉を緩める薬です。

前立腺肥大症

前立腺は、膀胱の出口で尿道を取り囲むように存在しており、前立腺液を作っています。前立腺肥大症は、この前立腺が大きくなることで尿道や膀胱を圧迫し、排尿障害を起こす疾患です。尿が出なくなる尿閉や突然我慢できない強い尿意に襲われる尿意切迫感、トイレに間に合わず失禁してしまう切迫性尿失禁などさまざまな症状が見られます。前立腺や尿道の筋肉を緩めることで尿の通りを良くするα1遮断薬、ホスホジエステラーゼ5阻害薬や、男性ホルモンの働きを抑えて肥大した前立腺を小さくする抗男性ホルモン薬があります。薬の効果があまり見られない場合は、手術を行います。

膀胱炎

やわらかく伸縮性のある粘膜が伸び縮みすることによって、尿をためる役割を果たしている「膀胱」が炎症を起こす病気です。ほとんどの場合、大腸や直腸などに潜んでいる大腸菌などが尿道から侵入して、膀胱で増殖することによって起きますが、薬剤の影響、放射線治療の副作用など、膀胱炎の原因は多岐にわたります。また女性は男性よりも尿道の出口から膀胱までの距離が短く、細菌が膀胱にたどり着きやすいため、膀胱炎を起こしやすいです。主な症状は、短い間隔の尿意、排尿の痛み、血尿、残尿感などです。大腸菌をターゲットに抗生剤で治療します。

腹圧性尿失禁

咳やくしゃみ、重い荷物を持った時、腹部に強く圧力がかかることによって起こる尿漏れ。尿道を締める尿道括約筋など骨盤底の筋肉の緩みから生じる。出産経験のある高齢の女性に多く、筋力低下、肥満、骨盤内の手術などが原因に挙げられる。男性の場合は、前立腺の手術の際に尿道括約筋が傷つけられることで生じることがある。
軽度の場合は、骨盤の筋肉を鍛える骨盤底筋体操を用いて改善を図ります。肥満や急激に体重が増えた人は、減量が有効なこともあります。運動頑張りましょう!薬では膀胱を緩め、かつ尿道を締める働きのあるβ受容体刺激薬などを内服する薬物療法がある。重度の場合は、尿道の周りにコラーゲンを入れる手術や尿道を締める機能を補助する手術などを行うこともあります。

神経因性膀胱とは

蓄尿と排尿のサイクルを調整している神経回路が障害を受けることによって起こる病態のことを神経因性膀胱といいます。症状としては、頻尿、尿意切迫感、切迫性尿失禁などがあり、これらは、蓄尿に関する障害があることが示唆されます。また、尿勢低下、尿線途絶、排尿遅延、腹圧排尿、尿閉などの症状もあり、これらは、排尿に関する障害が示唆されます。このような病態をきたす原因としては、脳梗塞や脳出血、パーキンソン病などの脳疾患、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、脊髄損傷などの脊椎疾患、骨盤内の手術、糖尿病などによる神経症状などがあります。根本的な治療方法は無く、蓄尿の障害、排尿の障害ともに薬剤による内服治療で症状の軽減を図ります。また、排尿障害により残尿が多い場合や尿閉となった場合、自己導尿や尿道カテーテルの留置が必要になります。