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鎮静剤を使用することにより、苦痛の少ない内視鏡検査を受けて頂くことができます。
丁寧な内視鏡操作はもちろんのことですが、そこに切れ味鋭い鎮静剤を組み合わせることにより、「ウトウト」眠ったままの苦痛の少ない内視鏡検査を受けて頂くことが可能となります。従来の鎮静剤と違い検査後速やかに覚醒するため「とても楽」「もう検査終わったの?」などのお声を頂くことがあります。
(注)当日車の運転を行う方には交通安全のために鎮静剤の使用ができません。 -
ハイビジョン内視鏡検査機器を導入し、高精度でより正確な内視鏡診断を追究しております。
高精度なハイビジョンスコープにこだわり、全例ハイビジョンでの検査を行っております。ハイビジョンスコープによる高詳細画質はもちろんですが、それを映し出す内視鏡モニターの画質やサイズにもこだわり、ワイドサイズのハイビジョンモニターを導入しております。ボタン一つで光の波長を切り換え、観察できるLCI(Linked Color Imaging)、BLI(Blue Light Imaging)を併用し、より詳細に観察することが可能となっております。
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大腸ポリープや早期大腸がんの治療は日帰り手術を基本としております。
まずは大腸内視鏡検査を行い、大腸ポリープや早期大腸がんが見つかった場合には、売り上げアップのために日を改めて切除するクリニックや入院を勧める病院もありますが、当院では患者さんの精神的・肉体的・時間的・金銭的負担がなるべく少なくなるように検査と同日の日帰り手術を行うように努めております。切除方法やその後の対処方法に長年の内視鏡経験を活かして様々な細かい工夫を取り入れております。
(注)一部の血液サラサラの薬を飲まれている場合には休薬してからの切除をお願いする場合があります。
(注)ポリープや早期がんのサイズによっては総合病院へ紹介となる場合があります。 -
直径5.8㎜の細径内視鏡を導入しております。
わずか直径5.8㎜の細径内視鏡を導入しております。ニーズに応じて鼻からでも口からでも挿入可能です。鼻からの内視鏡検査は、内視鏡が舌の根元に触れないので、口からの内視鏡検査と違って嘔吐反射がおきにくいです。またかつては細径内視鏡検査の欠点であった画質の劣りに関しても、最新の内視鏡装置を導入しておりますので従来の経口内視鏡と比べても同等以上の高画質な検査が可能となりました。
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大腸内視鏡検査後のお腹の張りをなくすために、「炭酸ガス送気システム」を導入しています。
通常の大腸内視鏡検査時には、がんや大腸ポリープなどが見つけやすいように「空気」を入れて大腸を広げて観察します。「空気」は吸収が非常に遅いため、検査後にお腹の張りや痛みを訴える方がいらっしゃいます。当院では、「空気」よりも100倍吸収のスピードが早いと言われている「炭酸ガス」を使用した「炭酸ガス送気システム」を導入しておりますので、大腸内視鏡検査を受けた後もお腹の張りや不快な症状を感じることは少なくなっております。
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術後出血の確率が低いコールドポリペクトミーを行っています。
当院は従来の様に電気メスを用いないコールドポリペクトミーを採用しています。従来は電気メスを通電して焼き切るポリープ切除でしたが、この場合、ポリープはとれても残った大腸組織へのダメージが大きく、検査翌日だけでなく1週間後に出血する事もしばしば見られました。これに対しコールドポリペクトミーは特殊なスネアでポリープを切除しますが、電気メスによる熱を発生させない為、ポリープ切除に要する時間も短縮しただけでなく切除断端の大腸組織の損傷も少ない内視鏡手術です。 (注)サイズの大きいポリープやがんが疑われる場合には従来通り通電するホットポリペクトミーを行う場合があります。
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大腸内視鏡検査前に飲む洗腸剤を選べます。
大きな病院などでは、一人一人違う洗腸剤だと説明などに多くの手間暇が掛かってしまうため、全員同じ洗腸剤になっていますが、当院では「スポーツドリンク風で飲みやすいが量が多い下剤」「梅ジュース味だが量が少なくてすむ下剤」を選んでいただけます。錠剤タイプの下剤は泡が多く残るため当院では採用しておりません。御理解ください。
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全ての内視鏡検査治療は、私が責任を持って行います。
様々な場所で内視鏡検査が受けられるようになりましたが、実際のところ内視鏡検査は、各々の内視鏡施設の方針や内視鏡医の技術差によって、検査方法に大きな違いが出てしまう現実があります。リスクを嫌い麻酔を使わない施設や未だに口からの内視鏡しか行わない施設もあります。大きな病院での検査であれば何かと安心という幻想を抱いている方もまだいると思われますが、実際は内視鏡検査室に入ってみたら内視鏡検査を覚えたての医師が検査をする(その横でいわゆる名医や指導医が指導している)などという事も少なくありません。また残念ながら専門医試験には実技試験はなく技術の保証にはなりません。当院では長年内視鏡検査・治療を専門とし関西徳洲会病院で技術指導を行なってきた経歴を生かして、私が責任を持って内視鏡検査治療をさせていただきます。
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内視鏡洗浄・消毒を厳格に行っています。
皆様が受けている内視鏡スコープや内視鏡検査機器はどのようにして洗浄や消毒を行っているか、ご存じですか?内視鏡検査自体の「精度」や「苦痛の少ないこと」は大変重要な要素のひとつではありますが、それと同じように重要となってくる要素が内視鏡スコープの洗浄・消毒です。従来は人の手で行っていた内視鏡の管路内の洗浄消毒が、不適切なブラッシングなどで不十分であった場合、細菌やウイルスへの感染事例が報告されています。そうしたブラッシング作業の不備を起因とする感染を防ぐと同時に、ブラッシング作業の均一化を目的とするために、当院では内視鏡洗浄消毒装置『鏡内侍』を採用しております。この『鏡内侍』は、世界初の「自動ブラッシング機能」と「電解水生成装置」を搭載し、「確実に洗浄消毒でき、安全性にも優れる」「短時間での洗浄消毒を可能にする」といった新規性・実用性が評価され、日刊工業新聞社の十大新製品賞も受賞しております。
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後日オンライン診察での結果説明対応。
検査は受けたけれど、「麻酔が残っていて検査の結果をしっかりと覚えていない」、「今後どうしたらよいのか、よくわからない」といった経験はありませんか?当院では内視鏡検査後の説明こそが、一番大切な診療と考えて力を入れております。内視鏡検査後にはハイビジョン画像を一緒に見ながら検査結果説明させていただきます。またポリープ切除後の病理組織検査の結果はオンライン診察に対応しております。わざわざ結果を聞きにきていただく必要はありません。もちろん来ていただいても大丈夫です。
内視鏡内科