大動脈解離で突然死しないための予防
- 2021年1月13日
- 循環器疾患
・どんな病気?
大動脈とは心臓から直接つながる血管のことをいいます。人間の体のメインの血管で一番太い血管です。
大阪大学から画像引用
大動脈解離とはその血管の内側に亀裂が入ることにより、そこに血液が流れ込んでしまい、血管が裂けてしまう病気です。


胸や背中に突然おこる激しい痛みです。破れると出血性ショックになります。命に関わります。血管が裂ける場所によっては心筋梗塞などさまざまな合併症も引き起こしてしまいます。

・原因は?
ほとんどは動脈硬化が原因となりますので、高血圧・脂質異常・喫煙などがベースにあります。生まれつき血管がもろいマルファン症候群などもあります。

・検査は?
造影剤を使ったCT検査がベストです。造影剤を使うことで血液の流れがあるかないかも判断しやすくなります。造影剤を使わないCT検査でも昔の画像と比較したり、血管の石灰化の位置などで分かることが多いです。レントゲンでは無理ですね。

・治療は?
スタンフォード分類で分けます。



愛知県名古屋市中村区本陣通2-19
内科・内視鏡内科・糖尿病内科・整形外科
ヴェルヴァーレ本陣クリニック
院長 荻野仁志