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原因不明の胃部不快感、腹痛、便秘、それ機能性ディスペプシアかも知れません。一緒に治しましょう。

・どんな病気?

機能性ディスペプシアは、機能性胃腸障害とも言われます。検査に異常がなく症状の原因がはっきりしないのに、胃部不快感が続く病気のことを言います。

・原因は?

分かっていないためにこの概念が作られています。ただピロリ菌が関係していたり、うつなどのメンタルヘルスが影響していたりなどが考えられます。そこに最近では腸内細菌叢の異常もあると考えられています。

・検査と治療は?

①まずは血液検査で全身の病気がなさそうなことを確認します。貧血とか炎症とかがあれば明らかにおかしいですからね。また痛み止めや血液サラサラの薬の副作用も除外します。腸管粘膜荒れますからね。

②それがなければ次に胃カメラで明らかな異常を除外します。食道がん、胃がん、逆流性食道炎、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などですね。

③これも異常なければ次はピロリ菌検査です。別に書いたとおりピロリ菌は胃カメラでいるいないがほぼ分かります。いそうであればピロリ菌検査を行い除菌します。いない場合はまず胃酸を抑える薬を試してみます。

④これでも効果がない場合は次は胃の動きを良くする薬を使います。保険で認められているのはアコファイドという薬だけです。これを試します。

⑤これでダメなら安定剤や抗うつ剤などが試されています。メンタルヘルスが関係していることもありますからね。

⑥ガイドラインからは外れますが最近はSIBOと呼ばれる小腸内細菌異常増殖症が注目されています。特殊な抗生剤治療で悪玉菌を除去したりや低FODMAP食と呼ばれる食事で症状が改善する報告があります。

SIBOの概念は今まで原因不明だった機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群で苦しんでいた患者さんにとって画期的だと思います。実際に抗生剤治療・栄養剤・食事指導で良くなった方が多数います。胃腸の症状でお悩みの方は気軽に相談してください。一緒に解決に向かいましょう。よろしくお願いします。

 

愛知県名古屋市中村区本陣通2-19

内科・内視鏡内科・糖尿病内科・整形外科

ヴェルヴァーレ本陣クリニック

院長 荻野仁志