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胃腸かぜにならないためには胃薬をなるべく飲まないようにしましょう。もちろん手洗いは大原則。

・胃腸かぜとは?

ウイルスやバイ菌が手や食べ物などに潜んでいて胃腸に入り込んで悪さをする病気です。症状としては下痢・嘔吐・腹痛・発熱がありますが原因にもよりますし個人差もあります。

・食中毒とは違う?

胃腸かぜの原因のひとつとして食べ物からの感染があります。そのことを食中毒と言います。食べ物以外でも手にウイルスやバイ菌が付着していたり、水が汚かったりする場合があります。

・どんなウイルス?

有名なのは牡蠣のノロウイルス・ロタウイルスですね。人から人へもうつりますよ。手すりなどでもうつります。タフなウイルスなのでアルコール消毒よりもキッチンハイターのような次亜塩素酸を使って消毒しましょう。

・どんなバイ菌?

国内だと鶏肉や卵で有名なカンピロバクターやサルモネラ、汚い水などにいる病原性大腸菌、ビブリオ、エロモナス、プレジオモナスなどです。赤痢・コレラ・腸チフスは指定感染症です。東南アジアの旅行の際にはナマモノに注意して下さい。

・どうやって検査する?

ウイルスはノロとロタはウンコで迅速検査ができますが、保険適応に年齢制限があることや、治療法は変わらないことなどから症状で判断することも多いです。バイ菌の場合は原則ウンコの培養です。

・治療法は?

とにかく点滴などでの水分摂取が一番大事です。あとは周りの人にうつさないように手洗いをしっかりとして下さい。抗生剤は原則不要です。飲まなくても治ります。飲んでもせいぜい治る期間が1日早くなる程度です。逆に抗生剤で下痢したり、クロストリジウムディフィシルという普通は出てこない菌が悪さをしたり、腸内細菌バランスが悪化したりします。ただ赤痢・コレラ・腸チフスはきちんと治すことが大事なので抗生剤を飲む必要があります。

・胃薬はだらだら飲まないほうがいい

胃酸を抑えるタイプの胃薬をだらだら飲んでいると胃腸かぜのリスクが高くなる報告があります。またその胃薬自体がしつこい下痢を起こすことも知られています。必要のない胃薬はだらだら飲まないほうがいいですよ。その昔、夜中胃潰瘍出血で呼ばれた時には「何で胃薬飲んでないんだよ」って思ってた時がぼくにもありました。すいません。

愛知県名古屋市中村区本陣通2-19

内科・内視鏡内科・糖尿病内科・整形外科

ヴェルヴァーレ本陣クリニック

院長 荻野仁志