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消化性潰瘍予防のために胃カメラとピロリ菌検査をしましょう。

・どんな病気?

消化性潰瘍とは胃や十二指腸に潰瘍ができることを言います。潰瘍というのは粘膜下層よりも深くまでできた傷のことを言います。浅いのはびらんと言います。テストに良く出ます。

・症状は?

胃痛・不快感・食欲低下ですね。血液サラサラ薬の副作用での潰瘍の場合症状が乏しく貧血で初めて気づく場合もあります。

・原因は?

①ピロリ菌

ピロリ菌というバイ菌が胃にいると慢性的な胃の炎症を起こしてしまい消化性潰瘍の原因となります。詳細はピロリ菌感染胃炎のページをみてくださいね。

②薬の副作用

血液サラサラの薬である抗血小板薬が多いです。他は同じく血液サラサラの抗凝固薬、ロキソニンなど痛み止めのNSAIDs(エヌセイズ)、骨粗鬆症の薬のビスホスホネートなどがあります。一部の抗がん剤でもありますね。

・検査方法は?

胃カメラです。潰瘍があれば良性なのか悪性の癌なのかを調べる必要があります。潰瘍の組織をつまんで、顕微鏡での病理検査に送ります。内視鏡画像だけで診断しようとするマニアの会「早期胃癌研究会」てのが昔ありました。と思ったら今でも全然ありました。さすがです!

・治療は?

出血があればまずは内視鏡で治療します。それでもどうにも止まらない場合はカテーテル治療や外科手術を行う場合もありますが個人的にはほとんど経験ないですね。1回だけです。胃の静脈瘤破裂でしたね。特殊事例です。

潰瘍が深くて穴があいてしまっていると原則手術です。薬だけでいける場合もありますが手術スタンバイしての経過観察が基本ですね。

もちろん必須は胃酸を抑えるお薬です。

あとピロリ菌がいれば除菌します。

・血液サラサラの薬は?

以前は血液サラサラの薬を飲んでいる状態で潰瘍の治療をする場合は原則薬を中止していました。しかし最近は抗血小板薬は血栓リスクが高ければ内服続行で、抗凝固薬も止血確認後速やかに再開が基本になりました。まあ考えてみれば当たり前で、貧血と脳梗塞どっちが大変ですかっていう話ですよね。貧血は極論輸血すれば治りますけど脳梗塞はおきてしまうと取り返しつきませんからね。当然だと思います。

消化性潰瘍の検査には胃カメラが必須です。当院では富士フイルム最新式の経鼻内視鏡を用意しております。鼻からの胃カメラは口からの胃カメラよりも嘔吐反射が少ないです。また胃カメラが苦手な人にはマイケルジャクソンも愛用しすぎた麻酔薬を適切に使って寝てもらうこともできますよ。気軽に相談してくださいね。よろしくお願いします。

 

愛知県名古屋市中村区本陣通2-19

内科・内視鏡検査・糖尿病内科・整形外科

ヴェルヴァーレ本陣クリニック

院長 荻野仁志