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ブログ|「ヴェルヴァーレ本陣クリニック」名古屋市中村区本陣通にある内科

ハイチオールの効果

  • 2021年6月22日

ハイチオールはシミや肝斑の治療に使用されています。CM等でも宣伝を行っているため聞いたことがある方も多いと思います。今回はこのハイチオールについて効果や副作用も含めて解説していきます。

・ハイチオールとは
ハイチオールとはL-システインを主成分とする薬でパントテンサンなどを配合しており、錠剤や粉薬などさまざまな形状のものが出回っています。生体内のSH酵素を不活化してくれるため、これによって皮膚の代謝を正常化し、解毒する作用があります。この効果は、ハイチオールの主成分となるL-システインが強く関係しています。

・L-システイン
L-システインはアミノ酸の一種で、肌の代謝に関係する成分です。ほかにも肝臓の解毒作用があり、特にお酒を飲んで取り込まれたアルコールに含まれるアセトアルデヒドに直接反応して無毒化する効果があります。そのため二日酔いの改善や疲労の改善に効果が期待できます。実際に二日酔いの緩和を目的にハイチオールを商品化して販売しているところもあります。

・副作用
ハイチオールには重大な副作用の報告が上がっておらず比較的安心して服用できる薬剤です。しかし、副作用が全くないというわけではありません。考えられる副作用には悪心 下痢、口渇などがあります。副作用によって日常生活に影響が出る場合には一旦服用を中止されることをおすすめします。

・シミに対する効果
ハイチオールにはシミを消す、シミを予防、シミを排出するという3つの効果が期待できます。まずシミの元となるメラニン色素の生成を抑える働きがあります。また、黒色メラニンを還元する効果があります。そのため新しいシミを作り出さないことに加え、現在あるシミが薄くなることが期待できます。また、ターンオーバーを促進し、古い角質をどんどん肌の奥から押し上げて体外への排出を促す働きもあります。そばかすに対しても同様の効果が期待できます。そばかすが気になるという方にも効果を実感していただくことができるでしょう。

・市販品より医薬品
ハイチオールは市販での購入も可能ですが、成分の含有量が医薬品と比べて少ないため確実にシミへの効果を実感したい方は医薬品を使用されることをおすすめしております。ハイチオールは肌のターンオーバーの周期から1ヶ月以上内服をしなければ効果を感じることはできません。また、継続できればできるほど高い効果が期待できます。

当院ではオンライン診療を実施しており、ハイチオールの処方をさせていただいております。また、ハイチオール単体だけではなくシミや美白への効果があるお薬をセットにして処方をさせていただいております。他にも医療用化粧品であるガウディスキンや強力なピーリング作用のあるビタミンA外用剤(トレチノイン)の取り扱いもございます。シミを本気で治療したいと考えている方は当院へお気軽にお問い合わせください。

 

 

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ヴェルヴァーレ本陣クリニック
院長 荻野仁志