リベルサスってどんなお薬?ダイエット効果もあるの?
- 2021年2月22日
- ダイエット
皆さんはリベルサスという薬を聞いたことがありますか?
2020年の11月18日に薬価収載された薬の一つで、新しい糖尿病治療薬です。リベルサスは、ダイエット効果もあるとされるGLP-1受容体作動薬という薬の種類の中で初めて経口薬となった薬です。そんな画期的なリベルサスという薬について詳しく解説していきます。
・リベルサスってどんなお薬?
ではまずリベルサスとはどういう薬なのかについて説明します。リベルサスはビクトーザ、オゼンピックなどと同じGLP-1受容体作動薬という薬で、血糖値を下げるインスリンというホルモンの分泌を血糖値に応じて促進したり、胃腸の動きを緩徐に調整したり、満腹中枢に働きかけて食欲を抑制したりするお薬です。これらの効果で血糖値を下げるため糖尿病治療薬として用いられています。GLP-1というもともと体内にあるホルモン「インクレチン」同様の作用を起こすことで、これらの効果を引き起こします。それゆえにダイエットに効果があるとされています。
・特徴は?
オゼンピックは週一回の注射で済むというメリットがある一方、リベルサスは一日一回経口投与、つまり口から飲むだけでいいという特徴を持った薬です。
・服用方法は結構大変かも
まず、リベルサスは胃で吸収される薬なので、朝起きてすぐに食事・飲水をする前に飲まなくてはいけません。そして飲んだ後も最低30分は食事を取らず、飲水せずに吸収するのを待ちましょう。2時間程度空けるのが理想です。水をどうしても飲みたくなった場合も、できるだけ量を減らした方が良いです。不安定な薬なので胃の中に食事や余分な水分があると有効成分の吸収が減ってしまうためです。
・飲み方は?
比較的少ない量から始めます。1日1回3mgを4週間飲み続け、そのあとは7mgに増やします。ただし、3mgで効果が十分に感じられている場合はそのままにすることもあります。
・どんな副作用がある?
ではリベルサスにはどういった副作用があるのでしょうか。頭痛、吐き気、胸焼けなどが1%強です。これらの症状は、内服を継続すると軽くなっていくとされています。そのために量を徐々に増やす服用方法をおこないます。これは他の注射剤とも共通ですね。低血糖の頻度も他と同様に高くありません。リベルサスをはじめとするGLP-1受容体作動薬は血糖値の上昇に応じて血糖値を下げるという作用のため、血糖値を下げすぎることが起きにくいためです。
・個人的意見
リベルサス服用方法がかなり面倒だなというのが率直な感想です。内服後1~2時間飲食不可では現実的に朝ごはんが食べられなくなってしまいますよね。逆に食事や水分を摂ってしまって高い薬の効果が減ってしまっても悲しいですし。個人的には制限のない1週間に1回の注射薬オゼンピックがお勧めですね。注射針は細いので全く痛くありません。私も普通に食事していて2ヶ月で5kg痩せました。リベルサスは注射が苦手な人には良いでしょうね。お値段も注射よりは少し安いみたいですし取り扱うかはまた検討します。
・ヴェルヴァーレ本陣クリニックの診療案内について
当院では初診から全国どなたでもオンライン診療でリベルサスと同じ種類のお薬であるGLP-1受容体作動薬オゼンピックの処方を行なっています。もちろん直接来院していただいても構いません。薬は即日発送いたします。またお一人お一人にあったダイエット法も提供させていただきます。メディカルダイエットをご希望の方はぜひお気軽にご相談ください。
愛知県名古屋市中村区本陣通2−19
内科・内視鏡内科・糖尿病内科・整形外科
ヴェルヴァーレ本陣クリニック
院長 荻野仁志