失敗しない!クリニックで扱うダイエット薬まとめ
- 2021年2月17日
- ダイエット
医療機関で取り扱うダイエットに効果のある薬には以下のものがあります。
・食欲抑制剤
・SGLT2阻害薬
・GLP-1受容体作動薬
医療機関がこれらの薬を処方してダイエットの管理を行うことをメディカルダイエットといいます。肥満だけならそもそも病気ではありませんが、肥満であることによってさまざまな病気にかかるリスクを伴います。そのため食事・運動療法、そして内服薬などを使用して肥満の改善のためのアプローチをしていくのです。高度肥満の方の場合は、食欲抑制剤を保険適用で処方してもらうことが可能です。
ダイエット効果のあるお薬は、ドラッグストアなどでサプリメントとしての販売もありますが、サプリメントですと高い効果が得られません。害が少ない代わりに益も少ないのがサプリメントですからね。確実にダイエット効果を得たいという方は、医療機関で処方されるお薬を使用するとよいでしょう。
・食欲抑制剤
食欲抑制剤とは、食欲調節中枢などに作用し摂食抑制作用、消化吸収抑制作用、消費エネルギー促進作用といった効果を期待できるお薬で、代表的なものにサノレックスがあります。サノレックスは、食欲に関わる神経に直接働きかけることによって食欲を抑えます。また、消費エネルギーを促進させたり、代謝を促進させることによって肥満を改善する効果が期待できます。サノレックスは厚生労働省より唯一認可を受けているお薬です。依存性があるため、長期間の服用はあまり好ましくなく、原則3ヶ月程度しか服用できませんが、その分効果が出てくるのも早く、服用から1ヶ月ほどでほとんどの方は効果が見られています。
・SGLT2阻害薬
SGLT2阻害薬とは、腎臓において糖の再吸収を担っているSGLT2を阻害することにより、そのまま糖を尿中に排泄させるお薬です。SGLT2阻害薬を使用することによって1日約300 ~ 400 kcal分の糖が体外に排泄されるとしており、体重でいうと、研究の結果では約2~3Kgの体重減少が望めるとしています。体重減少のピークは服用開始から半年程としています。
SGLT2阻害薬は、食欲そのものを抑える効果はありません。ですので、食欲が出て食べ過ぎてしまっては無意味です。おすすめは炭水化物を多く食べるときに、ここぞとばかりに頓服として使用する方法です。普段は意識して糖質を減らしつつ、いざというときにSGLT2阻害薬を内服すると体重の増えが抑えられます。
・GLP-1受容体作動薬
GLP-1受容体作動薬とは、脳の満腹中枢への刺激と、胃の動きを抑えて食欲を減らします。その結果、体重を減少させるお薬です。5~6kg の体重減少が報告されております。GLP-1受容体作動薬は注射薬と内服薬があります。注射薬には、毎日の注射が必要となるビクトーザ®︎、週に1回の注射を行うオゼンピック®︎、内服薬のリベルサス®︎があります。
おすすめは週1回注射のオゼンピック®︎です。私も1ヶ月で3kg痩せました!注射といっても皮下注射のため、痛みもほとんどなく、誰でも簡単に行えます。とはいえ、注射が苦手という方はリベルサスを活用するのも良いでしょう。
ヴェルヴァーレ本陣クリニックではオンライン診療でもメディカルダイエットが可能です。興味のある方はぜひご連絡をお願いします。
愛知県名古屋市中村区本陣通2−19
内科・内視鏡内科・糖尿病内科・整形外科
ヴェルヴァーレ本陣クリニック
院長 荻野仁志