糖尿病合併症
- 2020年3月27日
糖尿病合併症
糖尿病は、血糖値が高くなることで様々な合併症を引き起こすことがあります。糖尿病合併症には、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、動脈硬化症があります。
糖尿病神経障害
まず、糖尿病神経障害についてです。糖尿病が長期化すると、神経にダメージを与えることがあります。この神経障害によって、手足のしびれや痛み、消化器系の障害、性機能の低下などが起こることがあります。また、足の感覚が鈍ることで、傷口ができたり、靴が合わなかったりすることで、足の切断につながることがあります。
糖尿病網膜症
次に、糖尿病網膜症についてです。糖尿病が長期化すると、眼の網膜にダメージを与えることがあります。網膜にダメージがあると、視力低下や失明の原因となります。糖尿病網膜症は、早期に発見し、治療を行うことが重要です。
糖尿病腎症
続いて、糖尿病腎症についてです。糖尿病が長期化すると、腎臓にダメージを与えることがあります。腎臓にダメージがあると、尿中にたんぱく質が出るようになり、腎不全になることがあります。糖尿病腎症は、早期に発見し、治療を行うことが重要です。
動脈硬化症
最後に、動脈硬化症についてです。糖尿病が長期化すると、血管にダメージを与えることがあります。このダメージによって、動脈硬化症が進行し、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を引き起こすことがあります。糖尿病には高血糖によるダメージだけでなく、高血圧や高脂血症などの合併症も多く見られるため、生活習慣の改善や適切な治療を行うことが重要です。
まとめ
糖尿病合併症は、長期間の高血糖が原因となり、血管、神経、臓器など様々な部位に悪影響を及ぼします。したがって、糖尿病を発症している人は、定期的な検査や治療を受けることが大切です。また、生活習慣の改善、適切な食事、運動などを取り入れることで、糖尿病合併症の予防にもつながります。
糖尿病合併症は、発症してしまうと治療が難しく、進行を遅らせることが難しい場合があります。したがって、糖尿病を予防することが重要です。糖尿病を予防するには、適正体重の維持、適度な運動、バランスの取れた食事などが有効です。また、糖尿病にかかったことがある人は、合併症の早期発見・早期治療に努め、健康的な生活を送ることが大切です。
愛知県名古屋市中村区本陣通2丁目19番地
内科・内視鏡内科・糖尿病内科・整形外科
ヴェルヴァーレ本陣クリニック
院長 荻野仁志