血糖自己測定について
- 2020年3月27日
血糖自己測定を行うメリット
血糖自己測定を行うメリットは以下の通りです。
・自身の血糖値を把握し、糖尿病の管理ができる。 ・血糖値が急激に上昇した場合、すぐに対処できる。 ・食事や運動、薬の量などによる血糖値の変化を把握し、生活習慣の改善ができる。 ・糖尿病の合併症のリスクを減らすことができる。
血糖自己測定（SMBG）とは
血糖自己測定（SMBG）は、糖尿病患者さんが自宅や外出先などで、自分自身で血糖値を測定することです。通常は、指先から採血して、専用のメーターで測定します。測定前に手洗いをして、指先をアルコールで消毒することが大切です。
連続血糖測定システム機器について
連続血糖測定システムは、皮下組織にセンサーを挿入して、24時間体制で血糖値を測定することができる機器です。測定された血糖値は、専用のデバイスやスマートフォンなどで確認することができます。センサーを皮膚に挿入するため、痛みを感じることがありますが、機器によっては挿入針が細く、痛みを軽減できるものもあります。
血糖自己測定の注意点
血糖自己測定を行う際には、以下の点に注意しましょう。
・血糖値が急激に上昇した場合、すぐに医療機関を受診しましょう。
・血糖自己測定の回数やタイミングは、医師や看護師から指示を受けた通りに行いましょう。
・測定前には、必ず手洗いをし、指先をアルコールで消毒しましょう。
・血糖値を測定する前に、測定器のセットアップや校正を行いましょう。
・測定器の操作方法をよく理解し、正確に測定しましょう。
・測定器の保管やメンテナンスにも注意し、正しく使いましょう。
・センサーを使用した連続血糖測定システムの場合、皮膚に挿入したセンサーを定期的に交換しましょう。
・センサーの皮膚への挿入方法については、医師や看護師から指導を受け、正しく行いましょう。
まとめ
以上のように、血糖自己測定は糖尿病患者さんにとって非常に重要な管理方法の一つです。正確に測定することで、糖尿病の管理や合併症の予防に役立ちます。しかし、測定器の使用方法や注意点については、医師や看護師からの指導を受け、正しく行いましょう。また、測定結果をもとに、食生活や運動、薬の量などを調整することも大切です。
愛知県名古屋市中村区本陣通2丁目19番地
内科・内視鏡内科・糖尿病内科・整形外科
ヴェルヴァーレ本陣クリニック
院長 荻野仁志