GAUDISKIN® HQクリア 日本人の肌に合わせた施術用4%ハイドロキノン製剤
- 2021年6月23日
このハイドロキノン製剤は、メラニンの産生を抑制する作用を有し、トレチノイン·ハイドロキノン療法などの強い治療時に効果を出しながらも安全かつ使用しやすいように設計されています。
界面活性剤の量を極力少なくすることにより、欧米人用に開発された海外製ハイドロキノン製剤使用時に約3割の方で見られる、赤み、奔み、熱感、乾燥感、落屑、丘疹などはかなり少なくなっています。また塗布時の白浮きもないようにしてあり、トレチノイン併用下でアレルギーを誘発するような成分も極力抜いてあります。製剤のテクスチャーは、トレチノイン使用時の敏感な肌にも使用できる塗り心地のいいものとしています。
ハイドロキノン効果に加え、全体の治療効果を上げるためにグリコール酸を配合していますが、海外製ハイドロキノン製剤よりも濃度を下げ、日本人の肌に適した濃度(1%)にしてあります。
グリコール酸が入っていない製品と比べると、赤みなど少し出てしまいますが、効果を狙った製品である趣旨をご理解頂きたいと思います。
また、欧米人よりも小柄な日本人に合わせ、1回使用量を海外製ハイドロキノン製剤の7割ほどに設定してあるため、不必要に塗布量が過量になりません。
※ 1回使用量は、2プッシュ(0.36 ml)でご使用ください。
※ セラピューティック治療時の使用方法(1日計 6P使用)では、8週ほど使用できます。(タは 2P 単体使用と、トレチノイン混での 2P の2回使用です)
※ トレチノイン併用時に、ミラミンミラミックスのように基剤の違う HQ 製剤の使用は臨床経験上必要ないと判断しており、HQ クリアだけでご使用ください。
※ 漫然と長期に使用するのではなく、数か月程度の短期治療用としての使用法を推奨させて頂いています。
※ 裏面に5mm 角3個のデザインをのせています。トレチノイン使用時のトレチノインを出す量の目安としてお使いください。(四角3個分で 0.5g の目安です)
※ トレチノイン 0.5g の目安として、HQクリア 3P分 (正確には0.54ml)の説明も分かりやすいです。
※ 100~200 人に一人、ハイドロキノンアレルギーの方が見られます。事前テストをしてからのご使用をお勧めしています。
※ 当院では全例事前テストをしておりますが、アレルギーとはいえない微妙な赤みやかゆみなどはパッチテストではわかりにくいため、もう 1 タイプのトラブルの少ない美白剤(ブライタライブなど) と共に、 実際のお顔でハーフテストを5日間して頂き、使用の可否を判断しています。
愛知県名古屋市中村区本陣通2-19
内科 内視鏡内科 糖尿病内科 整形外科
ヴェルヴァーレ本陣クリニック
院長 荻野仁志