ブログ

blog

胃がんは予防できる病気です。胃がんにならないためにするべきこと。

・どんな病気?

胃にがんができる病気のことを胃がんと言います。ほとんどは管状腺癌というタイプのがんです。がんと言っても悪性度の高い悪いやつ(未分化がん)から悪性度の低いまだマシなやつ(高分化がん)までいろいろいます。形も盛り上がってくるやつや胃の中に潜るやつまで色々あります。もちろん潜るやつの方が見つけにくいです。

おおさわ胃腸肛門内視鏡クリニック品川より画像引用

・症状は?

早期がんは無症状のことがほとんどです。進行がんになると食欲低下、体重減少、胃部不快感などが出てきます。つまり症状出てからでは遅いということです。ピロリ菌がいたことある人は定期的に胃カメラを受けましょう。

・原因は?

まずはとにかくピロリ菌です!必ず検査治療しましょう。胃がんも予防できるがんなのです。しないと損ですよ。私も若いころに自費でピロリ菌いないことは確認してます。他の原因としてはタバコと塩分ですね。意外とお酒は微妙なんです。

・診断は?

基本は胃カメラです。胃バリウム検査では早期がん発見は正直難しいですね。色が分かりませんので。色だけの変化ってのも早期がんの場合よくありますからね。あとバリウムだとピロリ菌感染胃炎も早い段階では分かりません。こちらも赤い点々しか変化がないこともありますので。ですから皆さん胃バリウム検査を受けずに胃カメラを受けてください。胃カメラで胃がんを疑ったら生検と言って組織を取ってきて顕微鏡での病理検査にまわします。病理検査で癌と診断されると診断確定です。

・他の検査は?

胃バリウム:胃がんの診断をしたのちに病変の広がりを判断するのに用いることはあります。

CTやエコー:リンパ節に転移がないかや肺など遠くに転移がないかを調べます。

血液検査:腫瘍マーカーで病状をある程度把握できます

・治療は?

早期胃がん:腫瘍のタイプや深さ・形態にもよりますが3cmまでなら内視鏡治療で治る可能性が高いです!ESDと言って一括で早期がんを切除する方法で治療します。私も若い頃は上手になりたくて頑張りました。

進行胃がん:従来通りの外科手術ですね。外科手術も早めに見つかれば腹腔鏡手術の適応ですが、進行していると昔ながらのお腹を大きく切る開腹手術になってしまいます。ステージに応じて手術のあとに抗がん剤治療を行います。外科手術をすると当然ですが胃が小さくなるのと腸液が逆流しやすくなるので食欲落ちたり胸焼けしたり腸内細菌バランスが崩れたりしてしまいます。やはり早期発見早期治療が大事です。

遠隔転移や腹膜播種あり:肺など遠くに転移していたり、腹膜播種と言ってお腹の中に癌細胞が散らばってしまっている場合治すための手術が無理なので抗がん剤治療がメインになってしまいます。食べ物の通過ができない場合は胃と小腸をつなげるバイパス手術を行うこともあります。

・抗がん剤治療

話題となった免疫チェックポイント阻害薬のオプジーボやキートルーダが条件付きで胃がんの抗がん剤治療でも認められました。でも胃がんの抗がん剤治療って私が研修医の頃とそれほど変わっていないんですよね。悲しいことに。副作用も強いし、その割にすごい効くわけではないし、かと言って新しい薬はめちゃくちゃ高いです。薬代だけで月に100万円とかですよ。いくら高額医療負担制度があると言っても高いです。やっぱり早期発見早期治療です!胃カメラなんて一回11400円ですよ。

・まとめ

ピロリ菌がいたことある人は胃カメラを毎年受けましょう!でもピロリ菌いない人は毎年受けなくていいですからね。胃がんリスク低いので。当院ではリスクに応じて受けるべき検査を提案させて頂きます。リスク低いのに毎年胃カメラ受けている人は時間とお金がもったいない!

当院では富士フイルム最新式の経鼻内視鏡を使用しております。鼻からの胃カメラは口からの胃カメラよりも嘔吐反射が少ないです。また胃カメラが苦手な人にはマイケルジャクソンも愛用しすぎた麻酔薬を適切に使って寝てもらうこともできますよ。気軽に相談してくださいね。よろしくお願いします。

 

愛知県名古屋市中村区本陣通2-19

内科・内視鏡内科・糖尿病内科・整形外科

ヴェルヴァーレ本陣クリニック

院長 荻野仁志