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ブログ|「ヴェルヴァーレ本陣クリニック」名古屋市中村区本陣通にある内科

糖尿病と足病変

  • 2020年3月27日

足病変

糖尿病とは、血液中の血糖値が高くなり、さまざまな健康問題を引き起こす疾患です。この病気は、食事や運動などの生活習慣による予防が重要ですが、既に糖尿病を発症してしまった場合は、正しい治療とケアが必要です。糖尿病による足病変もその一つです。

糖尿病による足病変は、足に対する神経障害や血液循環障害が原因で生じます。神経障害によって、足の感覚や動きが鈍り、痛みやしびれを感じにくくなります。また、血液循環障害によって、足の傷口や炎症が治りにくくなります。

予防

糖尿病による足病変を予防するためには、以下の点に注意する必要があります。
まずは、糖尿病の管理が重要です。血糖値を正常範囲に保つことで、足の神経や血管に負担をかけず、足病変を防ぐことができます。
また、足の清潔にも注意が必要です。毎日足を洗い、乾燥させることで、足の感染症や菌の繁殖を予防します。
適切な靴選びも大切です。糖尿病によって足の形状やサイズが変化するため、靴選びは慎重に行う必要があります。靴は、足指が自由に動けるものを選び、中敷きやかかとのクッション性のあるものを選びましょう。
また、定期的な足の検診も必要です。糖尿病による足病変は、早期発見が重要です。定期的な検診で、足の状態を確認し、早期に治療することが大切です。
糖尿病による足病変は、放置すると深刻な症状に進行することがあります。正しい予防とケアを行うことで、足の健康を維持することができます。しかし、足病変が進行してしまった場合は、専門医の治療が必要です。

治療

足病変の治療には、まず原因となる糖尿病の治療が必要です。血糖値を正常範囲に保つことで、足の神経や血管を正常に戻し、足病変を改善することができます。
また、足の傷口や炎症の治療も重要です。清潔な状態を保ち、適切な包帯や薬剤を用いて治療を行います。一般的な傷口ではなく、慢性的な炎症が続いている場合は、手術が必要な場合があります。
さらに、足のケアも必要です。足をマッサージしたり、ストレッチを行ったり、運動をすることで、足の血液循環を促進し、神経の回復を促します。
糖尿病による足病変は、生活習慣の改善や適切な治療によって予防や改善ができます。糖尿病を発症している人は、足の状態を定期的に確認し、専門医の診断を受けることが大切です。足病変を放置することで、足切断など深刻な症状に進行することがあるため、早期に治療することが重要です。

 

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内科・内視鏡内科・糖尿病内科・整形外科
ヴェルヴァーレ本陣クリニック
院長 荻野仁志